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新製品 ポリエステルラインについて
 

ポリエステルラインは切れやすい、というイメージが定着していますが、FUJI-TECH のコンセプトから生まれた新しいエステルライン トラウトマスター エステルはナイロン感覚で使える扱いやすい新しい感覚のエステルラインです。

 

では、まず代表的なラインにPE、ナイロン、フロロ等がありますがそれぞれの特徴についてメリット、デメリットを確認しましょう。

 

PEラインとナイロンライン

PEラインの感度は飛び抜けていて寿命も長いと思います。ただし値段が高いイメージがあります。ナイロンと比べると5~10倍と言う感じです。ただし、ライントラブルさえなければ1シーズンそのまま使えるという事を考えるとナイロンは数回の釣行でラインの交換が必要になる点からコストパフォーマンスはトントンではないかと思います。使用感についてはトラブルなく扱いやすい優等生がナイロンライン、感度に特化している為に扱いやすさを犠牲にしているのがPEと言った感度でしょうか。

ナイロンラインでは感じられない小さい当たりを感知出来る最大の違いは素材の伸度にあると言います数値的な事を言えばPEラインは伸度ほぼ0%と言います。ナイロンについてはメーカーそれぞれですが、一般的な数値としては35%~45%といった感じだと思います。

 

PEラインとエステルライン

では次にPEラインとエステルラインについて比べてみましょう。現在エステル製品の筆頭候補であるAと言う製品、これはPEを10、ナイロンを1として感度を評価した場合に8~9ポイントの感度を持つ製品だとします。では、感度は多少犠牲になっていますが、どうしてエステルラインを使うのか、そこがエステルラインの特徴、と言う事になるのではないでしょうか?

耐久性、感度ともに優れ、単価としては高くてもコストパフォーマンスも結果的には優れているPEライン、では何故エステルラインを使う人がいるのでしょうか? PE とエステルの一番の違いはラインの比重なのではないか、と言う意見をよく聞きます。PEラインは風や波に弱い、ラインの沈みが遅い、と言うデメリットがあり、軽いルアーを使う場合には特に風や波の影響を受けてしまうようです。その為比重の高いエステルラインを使う、と言うようです。しかしエステルラインにはエステルラインのデメリットがあります。素材強度がPEと比べると極めて低い点です。PEの場合は素材強度が高く、伸度を0にしても強度が犠牲になることがなかったのです。PEが細くても高いポンド数なのはこの為です。

エステルは伸度をさげて感度を上げると強度が低いため切れやすいラインになってしまう訳です。

 

トラウトマスター エステルラインについて

そこで当社のエステルラインは従来の他社製品がPEに対して8~9ポイントの高い感度の為に切れやすく扱いにくい、使い手を選ぶ製品になってしまうのであれば、感度を下げて強度をカバーする製品にしてみたらどうだろう、と言うコンセプトで開発しました。伸度は従来のナイロンが45%程度なのに対して25%程度(当社のナイロンは35%程度、ナイロンラインの中では感度が高い製品になっています。)

既存のエステル、PEラインとナイロンラインのほぼ中間の伸度に設定しました。結果的に感度は既存のラインの3~5倍、従来のPE、エステルラインではタックル(竿)側を選ばなければ当たりがあっても弾かれてしまいフッキングしない等の問題がありましたがそれを回避する事にも成功しました。

また従来のエステルが抱えていたショックリーダーを使わなければラインが切れる、または使ってもなお切れる、と言う問題点も解消する事に成功しました。タックル側でのセッティングも要らず、どんなタックルでも使える扱いやすさ、ショックリーダーを使わなくても切れない利便性を兼ね備えた「誰でも使いやすいエステルライン」のコンセプトで完成した新しいタイプのエステルラインです。

 

トーナメンター用のスペシャルラインではなく、一般ユーザーが安心して使えるエステルライン、是非お試し下さい。

 

エステルラインを使う際の注意点

 

製品ページに紹介しているように号数に対する強度はナイロンと同じようにPEラインなどと比べると低くなっていますので当然リールのドラグのセッティングは低め(緩め)にして下さい。魚がなかなか寄って来ない位のセッティングから始めて自分の好みでドラグ調整してみて下さい。厳密に言うとナイロンラインより強度は10~20%程度低いと思いますので、最低限ドラグ性能の安定したリールをお使いください。ナイロンラインではラインの伸びによって誤魔化せていたラインに対するストレスがダイレクトにラインに掛かる事は頭に入れておきましょう。(当社推奨リールはダイワで言えばルビアスクラスの製品になります。)また、ナイロンラインと比べるとライン自体の柔軟性に欠ける点は否めませんのでキャストの際にラインが弛んだまま巻き取るとライントラブルが起きやすいのでナイロンラインからの移行の際には気をつけてください。最初は巻き取り開始の際にスプール部分にラインの弛みが起きていないかチェックするように気をつけてください。特に目視出来ないナイターなどでの初期導入はトラブルの原因になりやすいのでご注意ください。

 

当社エステルラインの推奨ルアーについて

 

0.3号 マイクロスプーン、1グラム以下の軽量スプーンなど

0.4号 1~2グラム普通のスプーン

0.5号 クランク、ミノー等のハードルアー、2グラム以上のスプーンなど。

 

ナイロン感覚で使える切れにくいエステルラインと言うコンセプトの商品になっていますが、ショックリーダーを使う事でより一層ラインブレイクしにくくなる事は間違いありませんのでラインブレイクによるルアーのロストを防ぎたい場合にはショックリーダーを併用するのも良いと思います。ただし0.3号に関してはショックリーダーを使う事を推奨します。

 

 

 

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